腰痛(筋・筋膜性腰痛)

こんな症状(悩み)はありませんか?

  • 普段から腰痛持ちでかつ、デスクワークでさらに酷く痛むようになった
  • ヘルニアと言われて、日常的に痛みが続くようになった
  • 慢性的な腰痛に悩まされていて重い荷物を持つこともできない

腰痛の約8割は神経症状(しびれやまひなど)や重い基礎疾患などがなく、エックス線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」です。いわゆる腰痛症と呼ばれるものはこれにあたります。
この腰痛症の主な原因は「筋・筋膜性腰痛」であると考えます。
全身の筋肉が身体を支えていて、かつ動いています。要は全身の筋肉に負荷がかかっていて腰痛でも腰以外の部分に負担があります。
よって腰痛の原因は腰だけではありません。
肩甲骨、お尻、お腹、脚など様々な原因があります。その原因をしっかりとした評価によりつきとめ「ハイドレーションリリース」で血液循環や水分代謝を活発させ改善されます。

腰椎分離症

こんな症状(悩み)はありませんか?

  • 慢性的な腰痛がある
  • お尻から足にかけて痺れている
  • 腰を反らすと痛い

状態

腰椎分離症は運動に関連して発症することが多く、スポーツをしている子供に多く起こる病名です。
一般的には腰痛の5%程度に分離症の人がいますが、スポーツ選手では30%~40%の人が分離症になっています。ジャンプや腰を捻る運動を繰り返し行うことで腰椎(関節突起間部)に疲労骨折が生じて、腰椎分離症になります。

症状

主な症状は腰痛ですが、臀部や太ももにも痛みが出ることがあります。腰を後ろに反らせたり、ひねったりすると痛みが出現します。安静時は痛みがないこともあるため、発症に気づかないケースも少なくありません。2週間以上痛みが続く場合は、腰椎分離症である可能性があります。

腰椎分離症が難治性でなかなか改善しない理由があります

腰椎分離症は腰椎の「骨折」です。CT検査やMRI検査では腰椎にヒビが入った「初期」、分離が増していく「進行期」、完全に分離した「終末期」と画像診断にて3段階に分類されます。初期および進行期は、保存療法によって骨癒合する可能性はあるが、終末期の場合は骨癒合ができません。症状を放置しておくと症状改善の可能性はなくなっていきますので注意が必要です。
一般的にはコルセットなどで固定をします。また2~3ヶ月は運動を中止してリハビリを行います。

治療

腰椎の分離状態によりますが、腰椎にかかる負担軽減を目的に筋緊張している筋肉ケア、インナーマッスルの強化、ストレッチを行います。

腰椎椎間板ヘルニア

こんな症状(悩み)はありませんか?

  • 腰に痛みやしびれがある
  • 長時間立っているのが難しい
  • 座った状態から立ち上がることがつらい
  • 咳やくしゃみで痛みがでる

状態

ブロックのように積み重なった椎骨という骨の間に椎間板というクッションがあります。この椎間板が腰部の負荷や加齢などが原因で潰れて飛び出します。それにより背中側を走る神経を圧迫し、腰痛やしびれを引き起こします。
加齢やスポーツでの負荷がかかりすぎると発症してしまう事が多くなります。またインナーマッスルの筋力低下によって椎間板にかかる負荷が大きくなり、ヘルニアを引き起こすリスクが高まります。

症状

代表的な症状が坐骨神経痛とも呼ばれる脚の痛みや痺れです。これは椎間板ヘルニアが腰から出る坐骨神経という太い神経を圧迫することによって、腰から下半身の後ろ側や、スネにかけて痛みやしびれが出る症状です。他にも皮膚の感覚を感じにくくなったり、膝や足に力が入らなくなってしまったりする麻痺と言われる症状が出ることもあります。

治療

腰部や臀部の筋緊張には手技や鍼灸治療が効果的です。お尻周りから太ももにかけての筋肉の硬さは坐骨神経痛も悪化させるため、筋緊張を取り除き、症状の改善をさせます。
また骨格を支える筋力が低下していると、腰椎の負荷がとれないため姿勢維持筋であるインナーマッスルをトレーニングします。

腰部脊柱管狭窄症

こんな症状(悩み)はありませんか?

  • お尻から足にかけてしびれや痛みがある
  • 腰を反ると痛みが走る
  • 歩くのが次第につらくなっていく
  • 手術はしたくない

状態

原因はさまざまありますが、一番は加齢による変性が大半を占めています。
神経の通り道が狭くなり、神経を圧迫することで臀部から下肢にかけてのしびれ、痛み、脱力感が見られます。重症化すると、膀胱直腸障害がみられることもあります。
主に60歳以上の方に多くて第4・5腰椎に好発します。

症状

体を後ろに反らせる動作をすると、神経の圧迫が強くなるため、症状が悪化するのが特徴です。また長時間歩くと痛みやしびれが発症し歩行困難となりますが、前屈みの姿勢で休むと圧迫が軽減され、症状が落ち着きます。

脊柱管狭窄症が難治性でなかなか改善しない理由があります

脊柱管狭窄症は加齢による変性であるため、変形した背骨の神経の管がキレイに戻ることはありません。よって、完治はありません。
しかし、状態がまだ初期の方や軽症の方は症状が改善される可能性は大いにあります。できるなら早めの治療をお勧め致しますし、これ以上の悪化を防ぐためにも治療は絶対必要であると考えます。

治療

脊柱管狭窄症は背骨の中にある神経の管が狭くなっていますので、背骨の周りにつく筋肉やお尻の筋肉を良い状態(筋力強化や柔軟性の向上)にすることが大事です。腰部の負荷を緩和させることにより神経の圧迫を和らげ、脊柱管狭窄症の症状を改善させる事ができます。